JOURNAL

DATE : 2019.12.04

いよいよ最終決戦。両者に「隙なし:抜かりなし」

女子ラクロスクラブの約7ヶ月に渡る長いシーズンもいよいよ今週末で終わりをむかえようとしている。

 

いつの時代もそうだが、スポーツシーンのクライマックスにはドラマがつきものだ。ドラマは結果はもちろんだが、一つのシーン、一つのプレー、その瞬間瞬間に生まれる。

そして、ドラマのクライマックスとも言える歓喜の瞬間は一つのチームにしか与えられない。勝負の神様はなんとも残酷だ。

 

 −『勝敗は細部に宿る』

2014年サッカーブラジルW杯で日本代表を指揮したザッケローニ監督の言葉だ。まさに歴戦の師が今までの経験を語るには十分すぎるフレーズだ。

 

そして、いよいよ今週末日曜日に今シーズン最高のクラブチームが決する。

“一切の隙を見せない絶対的王者NeO”

“一切の抜かりがない挑戦者FUSION”

歓喜のドラマを演じるのはどちらのチームか。

 

大逆転をやってのけたFUSIONが狙うシーズンからの大逆転

東日本クラブリーグ第2戦ではNeOに点差を付けられての敗戦だった。続く、第3戦のMISTRALとの試合では序盤に大量リードを許すも、怒涛の反撃をみせ4Qで同点に追いつき、今シーズンのラクロスを語る上では外せない試合となった。残るリーグ戦を安定した試合運びで快勝して見せた。

続くプレーオフ初戦ではライバルMISTRALとの再戦となったが、素早いアタックと粘り強いディフェンスで、リーグ戦で好敵手だったMISTRAL相手に手も足も出させない内容で完勝。シーズンの終盤へ向けて、しっかりと調子を上げてきているのを誰もが分かった。

そして、東日本クラブリーグ決勝では王者NeOとの再戦となった。3Qであわや逆転を感じさせる怒涛の攻撃をみせ、王者を土俵際まで追い込んだものの、4Qの最後の局面で違いをみせらせ悔しい敗戦。東日本クラブリーグ2位という結果で終えたが、両者の差はほとんど無かったと言えるだろう。

長いシーズン終盤にも関わらず、息切れする事なく、むしろ調子を上げてくるチームに”抜かり”という言葉は存在しない。それを支えるのが、FUSIONで長きに渡り活躍し続けているベテラン勢だろう。外から見ている我々にも、チーム内外のケアはもちろん、試合コントールまで、様々な部分でチームを統率しているのが見て取れる。

“ベテラン”と”新戦力”、彼女たちの緩衝材であり起爆剤でもあり、今やFUSIONの顔でもある日本代表経験組の存在感は圧倒的だ。安定した技術とメンタル、試合をコントロールする実力と経験。彼女たちの存在は他のチームを見渡しても贅沢すぎると言っても過言ではない。

 

中でも#10高橋選手のゴール前でのクロススキルとシュートスキルは圧倒的だ。

他チームがマンマークディフェンスの戦術を用いても、彼女から得点を奪えないようにするのは難しい。

 

そして、中盤の要となるのが#24寺西選手だろう。

試合終盤になっても足を止めず、攻守にわたって顔を出す姿はチーム1の”汗かき屋”ならではだ。

 

決勝を見る上で絶対に見逃してはいけない選手が#17水戸選手ではないだろうか。

どんなシチュエーションでも、相手を置き去りにするスピードと、緩急自在のスピードでディフェンス網をくぐり抜けてしまうセンスは彼女ならではの魅力だ。

 

 

王者NeOは日本一連覇へ向けて隙はない

昨年、順風満帆なシーズンを過ごしたNeOは今シーズンも最高のシーズンを送る準備は万全だ。

東日本クラブリーグのリーグ戦はどの試合も圧巻の内容だった。ライバルになりうるだろうMISTRALとFUSIONの2チームを力技でねじ伏せ、他者を寄せつけるどころか、追随できないほどの内容と結果でリーグ戦を終えた。振り返れば、夏の暑さ厳しい中、駒沢で行われたFUSION戦・MISTRAL戦を1回のリードも奪われる事なく快勝。誰が見ても文句のつけようがない結果だ。

それも当然だろう。夏のクリニックの際に行った#28廣瀬選手のインタビューで語られた「世界」というワードは、もはや目指す先が日本にとどまっていない事を意味しているのだから。

 

そんなNeOも全日本クラブ選手権の初戦となる準決勝では、MISTRALに一枚かまされるところだった。リーグ戦では差を見せつけ、「やっぱりNeOは強かった」と言わしめた試合をしていただけに、サドンビクトリーでの勝利は、王者と言えど冷や汗ものだったに違いない。試合序盤からMISTRALにボールをキープされ、自陣のゴール前に釘付けにされ、焦ったい時間を過ごさせられた。それに耐えられず、ファールで相手の攻撃を止めるなど、らしくないミスを犯していた。しかし、王者は動じなかった。結果として、相手なりの試合運びに切り替えると、要所要所の接点で違いを見せつけ、リードを奪われるもすぐさま同点まで追いつき、サドンビクトリーで勝ち切る力を見せつけた。ここに王者の貫禄がある。

 

注目したいのが#12高野選手だろう。

ゴール前で見せるスキル、シュートテクニック。そして、試合を決められる力は相手がどんなにケアしていても抑え込むのが難しい。

 

素早いステップとターンで、ボールを持つたびに会場を沸かせる#10関口選手は相手チームにとって厄介な存在でしかない。ゴール付近でボールを持った時に、思わず固唾を飲んでしまうだろう。

 

そして、今後ラクロス界が注目せざるを得ない選手が#24山田選手だ。先日開催されたワールドクロス2019で圧巻のパフォーマンスを披露し、会場中の度肝を抜かせた。圧倒的なスピードと、シュートセンスは脅威でしかないだろう。MISTRAL戦では同じようなプレースタイルの選手(MISTRAL西村選手)に若干手を焼いた感は否めないが、今週末も主役の一人として躍り出るだろう。

 

 

いよいよ今週末『全日本クラブ選手権 決勝』

日程 :2019年12月8日(日)
会場 :駒沢オリンピック公園第一球技場
時間: 11:00 DRAW
入場料:当日券 1,000円(税込) / 会員入場券:500円(税込)

※中学生以下は無料

※会員外の方は当日券をお求めください。前売り販売はしておりません。

※チケットは通し券です。1枚のチケットで11/23及び12/8の両方の会場で観戦ができます。

 

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