JOURNAL

DATE : 2019.08.09

進化は未だ現在進行形。廣瀬藍の現在地。 Vol.02

「トライアウトを受ける事に”受けない理由も無かった”ですし、迷うこともありませんでした。」

 

前回(進化は未だ現在進行形。廣瀬藍の現在地。 Vol.01)、「今」のラクロスライフと海外挑戦のキッカケを上のようなフレーズと共に語ってくれた。感じたことのない”通じない瞬間”を追い求めて海外でプレーした彼女は、プレーするだけでなく優勝というタイトルまでも手にして帰国した。存在感の大きさは言うまでもなく、それ以上にラクロス界での存在の大きさを我々は感じた。

 

彼女の成し遂げたことで、手に届きそうに思える”世界”。

しかし、彼女の感じた”世界”はもっと遠い存在だったのかもしれない。

 

− 実際に海外でプレーしてみていかがでしたか?

やっぱりレベルが高いなあと実感しました。中でもスティックワークのスキルの高さを感じました。その次に、個の強さ、1対1の強さですかね。やはり、WPLLでプレーする選手は幼稚園や小学生からラクロスを始めていることもあり、基本的な技術レベルが高いです。クロスを手のように使いこなしていますし、ボールを手で扱うようにコントロールしますので。細かいスキルの様に感じますが、局面で確実なスキルを発揮されるとミスも少なくなりますし、それはプレーしている最中にレベルの違いを感じますよね。もちろん、身体が大きかったり、クイックネスが優れていたりとフィジカルの差も感じました。

 

− そういった選手たちを対峙する時にはどの様にプレーしましたか?

私自身はDF(ディフェンス)なんですけど、日本では特別何かを意識して守ることはなかったですけど、「スキルも高くて身体能力も高い相手とどうやって守ったらいいのか?」と言う事を自身に問いかけながら、試行錯誤しました。試してみては失敗して、良かった点を抽出して・・・トライアンドエラーを繰り返す日々でした。その中で通用する部分と改善点や課題を見つけていくことで、プレーレベルを上げていきました。

 

− 実際に(上記の様な)ハイレベルな環境に身を置いていかがでしたか。

同じ事にはなってしまいますが、通じる点と改善点があらためて明確になって、通じる点としては”(1対1の)アプローチ”の部分は海外でも通じるなと実感しました。アプローチは私自身の強みだと思っていて、その部分に関しては自信を持って挑んだので、ある程度やれるなという感触がありました。実際に海外の選手が嫌がっているのを感じることもできたので、それはそれで大きな収穫でしたね。

 

課題部分は・・・本当にいっぱい見つかって(笑)

“身体もしっかり作らないといけないな”とか・・・とにかく沢山ありました。もしかすると、課題を見つけて、その課題が”想像以上に沢山あった”という事を分かった事が一番の収穫だったのかもしれません。

 

− そんな中、所属チーム(BRAVE)で優勝を成し遂げるわけですが、参加した時から「このチームは優勝するな」という予感はしていましたか?

それは全然ないですね。実際にどのチームもレベルが高くて、どこかのチームだけが飛び抜けて強いとかはありませんでした。決勝で対戦したFIGHTもリーグ初戦では負けていますし、本当に実力が拮抗したシーズンになったと思います。実際に優勝できたのは本当に嬉しかったです。

 

− 優勝した要因はどこにあると感じますか?

ん〜・・・ドローですかね。実際にドローを制する為に、”ドローのドリームチーム”を作っていて、試合を優勢に進める為には「まずはドローをキープしよう」みたいなチームのコンセプトになっていましたから。実際に、どの試合もドローを制する事で試合を優位に進められていたのかなと思っています。

 

優勝を手に帰国されたわけですが、今シーズンは引き続きNeO(東日本クラブリーグ)でプレーされるわけですが、試合を観ていると「今シーズンも本当に強いな」と王者の風格を感じました。

− チーム(NeO)の 今シーズンの状況はいかがですか?

今シーズンも目標は変わらず『日本一』です。「日本一を取ろう!」という勢いもチームに感じますし、日本一をとって、その先にあるNeOのラクロスを通じて『世界を感じて・感じる』という目標に向かって、チームのモチベーションもそうですし、コンディションも良いと感じています。実際に世界を経験した私が世界を一番近くで感じていると思っているので、その経験やスキルをチームに落とし込めればと思っています。その先にはNeOというチームを通じて日本に世界のラクロスを感じさせる事ができるのではと思っています。

実際にチームの状況も良いと感じています。若手の良い選手が入ってきていますし、その若手の選手が実際に試合で活躍しているのをみていますので。

 

 

(長丁場のインタビューに答えていただきありがとうございました。)

インタビューの最中に頻繁に登場する『世界』というフレーズ。実際に世界でプレーをした彼女にとって『目標』から『通過点』に変わっているのではないだろうか。そして、彼女の目指す先は、決して自分自身に向けられたものではなく、チーム、日本、世界と広がりを見せているのではないだろうか。

進化は未だ現在進行形。夢は世界へと広がりを見せる廣瀬 藍の現在地はゴールではなく、スタートラインのように感じられた。

 

終わり(vol.01を読む

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